トップメッセージ

top_message

浜口 稔

平素より、ALFISをご愛顧いただいておりますお客様、パートナー企業の皆様をはじめ、すべてのステークホルダーの皆様のご支援に心より感謝を申し上げます。

私たちALFISは、1961年創業のベルトコンベヤ部品メーカー、株式会社JRCが2017年より新規事業として開始したロボット・システムインテグレーション事業のブランドです。

なぜコンベヤ部品メーカーがロボットSI事業を始めたのか

かねてより私は、当社が一企業として、より一層、社会に貢献し、未来にわたって持続的に成長するためには、既存のコンベヤ事業とは異なるもう1つの柱を作る必要性を感じていました。しかしながら、新規事業として何をすべきかについて、ずっと考えを巡らせておりました。その答えを導き出すきっかけが2つありました。

1つ目には、私たちのような中小企業にとって重大な社会的課題である「人口減少・労働力不足」が徐々に顕在化してきた時期であったことです。どの企業においても、働き手が減っているのは共通ですが、その中でも社会への貢献性が高い「モノづくり」の分野において、人の代わりとして働く「ロボット」に着目しました。ただし、私たちのような中小企業でのモノづくりは、大手のようなラインでの大量生産ではなく「多品種少量生産」が基本であり、ロボットが使いにくい、あるいは使えないという場面が多くあります。当社のコンベヤ事業においても、本社工場(兵庫県南あわじ市)でのローラの生産においてロボットを多く活用していますが、同様の課題を感じていました。そこで、中小モノづくり企業がより使いやすく、導入のハードルが低いロボットシステムの開発・販売を事業化していきたいと考えました。

2つ目には、当社のコンベヤ事業で2014年よりサービスを開始した「ソリューション活動」を通じたお客様への貢献の実感からでした。ベルトコンベヤには、搬送物の付着やベルトの蛇行など、さまざまなトラブルが付き物ですが、メーカーとして私たちがお客様のお困りごとに手を差し伸べることで、お客様の現場の問題が解決し、生産性・安全性が向上し、お客様に喜んでいただけること、また、私たちを従来の「部品メーカー」としてではなく「ソリューション・パートナー」として再認識いただき、より深い取引をさせていただけるようになったことに、多くのやりがいと意義を感じたためです。

モノづくり分野とともに、再生医療などのライフサイエンス分野にもロボットによる自動化を

中小製造業向けのロボット事業を立ち上げて半年後、再生医療などのライフサイエンス研究の分野においても労働力不足の問題が顕在化していることに着目し、新たにメディカル・LA事業部を立ち上げ、既設のロボット・SL事業部(当時、ロボット・FA事業部)と合わせて1つのロボットSI事業ブランドとして事業を運営していくことにしました。これがALFISの始まりです。

それから、実際にさまざまな分野の研究ラボをお伺いする中で、現場の研究員の方々が日々大変な作業をされていること、また研究開発にかかるコストが莫大であり、それらを今後1/10、1/100と下げていく必要があること、さらには、熟練研究者の確かな技術・暗黙知を次世代に継承し、実験の数を増やし、成果もスピードも上げていく必要があること、それらには、ロボットによる代替・自動化が不可欠だという切実な声を多くいただいております。
人をロボットに置き換えることで、モノづくりの分野においては、品質・生産性・安全性が高まり、成果・利益に繋がりますし、再生医療などのライフサイエンス研究の分野においても、成果・スピードの向上が、寿命の伸長、難病で亡くなられる人の減少に繋がります。そういった部分で、お客様が創造性を発揮でき、私たちALFISも同時に創造性を発揮しながら、豊かな社会づくりに貢献できる素晴らしい事業だと自負しております。

「自分たちの発想でのモノづくり」と「モノづくりへの真摯な姿勢」を大切に

ALFISでは「自分たちの発想でのモノづくり」を特に大切にしています。お客様の顕在化したニーズをもとに製品を開発・提供する従来型のロボットSIerとしての姿勢はもちろん重要です。しかし、私たちの役割は、広くこの社会全体を見渡して、お客様自身も気付いていない潜在的なニーズを掘り起こし、自分たちの発想で「こういう製品を作れば、より多くのお客様の役に立つはずだ」という視点で新しい価値を創出することだと考えています。

その実現のために、本来はロボットメーカーが行うような精度確認や技術検証を、自社で地道にやり続ける「モノづくりへの真摯な姿勢」がALFISの最大の強みだと考えます。形が同じものは他のロボットSIerにも作れるかもしれません。しかし、そこに至る背景・根拠・魂の入れ方が異なるから、実際にお客様が使われたときにその差が明確に分かる、そのようなモノづくりをこれからもずっと大切にしていきたいと考えております。

全国のお客様に対してサービスを迅速に提供できるような体制づくりを行い、「日本で一番『役に立つ』と言われるロボットSIer」を目指す所存でございますので、皆様の変わらぬご理解、ご支援をお願いいたします。

株式会社JRC
代表取締役社長
浜口 稔

ページの先頭へ