ワークの種類 | 薬品原料(粉体)5種類 |
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お客様 | 薬品メーカー 研究開発部門 |
工程・用途 | 粉体ハンドリング / 導入前試験 |
課題
5種類の原料の配合をその都度変えて薬品の作成を行っており、±0.5㎎の高精度な秤量を
手作業で行うには時間がかかるため、自動化を検討していた。
ロボットを導入するにあたり、まずは対象の粉体を自動秤量する際の精度の確認が
必要だった。
ご提案
検査自動化ロボットに搭載予定の粉体秤量機構と同じ構造の試験機を使用して、薬品原料5種類すべてに対し精度試験を実施し、レポートを提出。
切り出し量の異なる2 種のフィーダを併用することで、高精度で素早く秤量。
分注精度が実用可能レベルに達していることをご確認いただいたうえで、具体的な構想検討に移る。
装置の動き
①粉体を2 種のフィーダにセットし、タッチパネルで分量と合格範囲を入力。
②まずは切り出し量の多い振動フィーダーで、電子天秤上に置かれた容器に規定量より
少し少ない分量を切り出す。
③微量の切り出しが可能なフィーダーを使い、少しずつ規定量まで近づける。
規定量に近づいたらフィーダがストップする。
④電子天秤の表示を試験機にデータとして記録し、レポートとして提出。
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