M&Aについて

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ロボット・自動化コンソーシアム構築に向けたM&A

JJRCでは設計・製造キャパシティの増加や、拠点の増加によるソリューション提供網の地理的な拡大を目的とし、
M&Aに積極的に取り組んでいます。

コンソーシアム構想の経緯

M&Aに取り組む背景

製造業界などにおいては労働生産人口の減少、過酷な作業内容、工場や倉庫の立地などに起因する人手不足が深刻化しており、多くの現場で省人化や省力化を目的としたロボット導入が喫緊の課題となっています。
増加するご相談に対応するべく、設計・製造・設置・アフターサービスに必要な人員およびスペースを確保しリソースの最適化を行い、 省スペースで高効率なロボットシステムをスピーディに提供できる体制を構築するためにM&Aに積極的に取り組み、力を合わせてロボットシステムの生産に取り組む「ロボット・自動化コンソーシアム」の構築を目指しています。

JRCロボットSI事業の強みを活かし、産業オートメーション市場の変化に組織で対応

製造ラインの設備発注では、工程ごとの小規模な依頼が減少し、連続した2~3個の工程をまとめてラインで発注するような案件が増加傾向にあります。
一方でSIerには、専門技術と小回りの利く対応で地場の産業を支えてきた中小企業が数多く存在します。
コンソーシアム化によって中小SIer同士で協力して大型案件に取り組める体制を整えるとともに、マーケティングに資金やリソースを割くことを継続できるJRCの強みを活かしコンソーシアムが自動化案件を受注し続けられるようPR面からも支援したいと考えています。

JRCロボットSI事業本部が目指す、ロボット自動化コンソーシアムとは

ロボット・自動化コンソーシアムのネットワーク


JRCが持つマーケティング力を発揮し、ロボット・自動化コンソーシアムの受注を拡大

JRCロボット事業の強みの1つはマーケティング力であり、WEBサイトを中心に様々な媒体でロボット導入に関する情報発信を行うことで、新規ユーザー・既存ユーザー問わずご相談をいただいています。しかし、製造キャパシティの不足、納品先との距離、工程や業界に対する知見の偏りなどから、すべての自動化案件にお応えしきれていないのが現状です。
弊社では難しい案件を異なる分野のノウハウのある企業にお任せし、より幅広い製造現場に向けてロボットシステムをご提供できるよう協力体制を 構築することが、JRCがロボット・自動化コンソーシアムに思い描くビジョンです。

自動化を検討するお客様にとって、数あるロボットSIerの中から自社の課題に合った依頼先を見つけ出すことは容易ではありません。
コンソーシアムの窓口から最良のSIerに依頼できることは、比較検討にかかる時間や労力を削減できるという点で、お客様のメリットにもなりえます。

JRCが持つマーケティング力を発揮し、ロボット・自動化コンソーシアムの受注を拡大


日本全国を網羅する生産ネットワークによる、自動化・ロボットシステム製造の効率化

情報の流れ、ものの流れ、あらゆる流れを最適化することでお客様が求める自動化・ロボットシステムを効率的に製造することができ、無駄なコストを省くことでそれらを低価格でお客様に提供できる、我々SIerとお客様にとってWin-Winとなるコンソーシアムの構築を目標としています。
全国各地のロボットSIer、自動化・省力化設備メーカーとの協力により納入エリアの地理的拡大だけでなく、修理や点検といったアフターサービスも 迅速に提供できる体制を整備し、顧客満足度向上を目指します。




案件の一括コントロールにより技術力を最大限に活用。複数社協力でのライン一括受注も。

受注案件のコントロールをグループ全体で一元化することで、グループ企業それぞれが持つ自動化ノウハウを活かせるような自動化案件を割り振る、輸送や移動の無駄を省く、部品等の仕入れの一括化によるコストダウンなど、様々な形での最適化が可能です。

またコンソーシアム内の複数企業で協力することにより、各社それぞれが個別で取引するには規模が大きすぎる、ライン一括受注のような大型案件にも 取り組めるようになります。
ロボットシステムや自動化装置は生産リードタイムが長く、部材費を回収するまでの持ち出し期間が発生します。JRCは2023年8月に上場しており、数億円規模のロボットシステム製造のための仕入れを問題なく行うことができる資金力があるため、各社の持つノウハウをこれまで以上に大規模なプロジェクトで発揮していただく機会もございます。

案件の一括コントロールにより技術力を最大限に活用。複数社協力でのライン一括受注も。

JRCグループインのメリット


JRCグループインのメリット
新規営業リソースの削減

ロボットSI事業では、大変ありがたいことに多くの新規ご相談をいただいており、外部の協力会社様に多大なご協力を頂きながら設計・製造を行って います。
営業活動はロボットSI事業が一貫して行い、製作仕様に関するお打合せから設計・製造・設置などのフェーズで貴社が培ってきた技術力を活かして ご活躍いただけます。

稼働率の向上・平準化

ロボットSI事業で受注した案件をグループ企業に製造依頼する形を取ることで、ただ各社に業務を依頼するだけではなく極端な繁忙期・閑散期とならないようコントロールし、安定した経営を持続するサポートをいたします。
業務量が平準化されることで、従業員の方々の働きやすさにもつながります。

安定した資本による受注・製造の拡大

自動化・ロボットシステムは製造リードタイムが長いため、大型案件受注時には資金繰りに不安を感じたことがある企業も少なくないのではないでしょうか。
株式会社JRCは2023年8月に上場しており、安定した資本を基盤に新工場の立ち上げやライン変更に伴う大型装置などを受注・製造しています。
部品の購買をJロボットSI事業が一括で行い、グループ企業の皆様には設計・製造に集中していただくことで、グループ全体で受注を拡大していくことを 目指しています。

事業継承問題の解決

日本の製造業を支えてきた高い技術力を持つ小規模事業の方々が積み重ねてきたノウハウを失わないために、自動化のお悩みと各社の技術をマッチングする役割を担うことが、ロボットSI事業の自動化コンソーシアム構想の目的の1つです。

JRCグループのM&A実績

2016 商栄機材株式会社(現 JRC C&M株式会社)を完全子会社化
2018 株式会社大成を完全子会社化
2021 シンテゴンテクノロジー株式会社より「パラレルリンクロボットシステムインテグレーション事業」を譲受
2024 当社連結子会社であるJRC C&M株式会社が東陽工業株式会社を完全子会社化(孫会社化)
2024 中村自働機械株式会社を完全子会社化
2024 当社連結子会社であるJRC C&M株式会社が向井化工株式会社を完全子会社化(孫会社化)
2024 株式会社高橋汽罐工業を完全子会社化
2024 三好機械産業株式会社を完全子会社化
2024 International Foundry Machinery Co., Ltd.(タイ王国)の株式49%を取得し、持分法適用関連会社化


 ※ロボットSI事業関連企業以外も含む。

お問い合わせ先

M&Aに関するご不明な点、気になる点などは、下記の連絡先または応募フォームよりお問い合わせください。

株式会社JRC 戦略投資部
・電話 06-6543-8680

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