- Before
- トロリーコンベヤで吊り下げられた状態で運ばれてくるローラを、作業員1名が手でフックから外して降ろす。もう1名が目視で塗装の仕上がりをチェックし、問題がなければメッシュパレット等へ積みつける。
- After
- ロボット1台でローラをフックから外す吊り降ろし作業を行い、塗装のチェックはカメラセンサとAIで行う。判定後OK が出たローラは、もう1台のロボットで積み付け作業を行う。
ワークの種類 | 塗装済みのローラ 長さ150㎜~1300㎜の間で無数に品種がある |
---|---|
納入先 | 株式会社JRC 本社工場 |
工程・用途 | フックから外す/パレタイズ(メッシュパレット)/ ケーサー(木箱・段ボール) |
プロダクト | 産業用ロボットを使用した自動化装置 |
課題
吊り降しは台の上で頭の上より高い位置にある物を両手で外す作業なので、危険があり
作業員の肉体的負担が大きい。
パレタイズは繰り返しの単純作業で、メッシュパレットの底への積み付けは腰に負担が
かかるため、自動化したい。
トロリーにつられているローラは360°自由に回転し揺れるため、正確につかんでフックから
外すことが難しい。
ご提案
ロボット2台で作業員2名それぞれの作業を自動化。
目視検査は別途カメラセンサを用いる。傷のあるワークを学習させて、AIが良否判定を行う。
揺れるローラを外すために専用の治具と、掴んだローラに合わせてコンベヤを追従しながら
人の手のように器用にフックから外すロボットプログラムを作成。
装置の動き
①1台目のロボットがトロリーコンベヤにつられたローラを掴み、傾けながらフックから外し、
塗装検査装置に渡す。
②カメラでローラを撮影し、AIが塗装不良がないか判定。良品のみを積み付け工程に送る。
③2台目のロボットがメッシュパレット・木箱・段ボールなどにローラを積みつける。
事例動画
