- Before
- 空の番重を供給し、麺を並べて詰め、
詰め終わった番重をもう一度重ねる
作業が2ラインあり、作業者4人がすべて手作業で行っていた。
- After
- パラレルリンクロボットを2台搭載した装置で2ライン分の番重詰め作業を
自動化。番重の段積み・段ばらし装置と合わせて導入したことで、人が行う
作業はカートに積まれた番重を出し入れすることだけになった。
ワークの種類 | 袋入りの生麺(約200g) 1食分ずつ個包装されたもの |
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納入先 | 食品メーカー |
工程・用途 | 番重詰め/番重の段積み・段ばらし |
プロダクト | パラレルリンクロボット搭載高速ピッキングシステム |
課題
工場立地や、番重に詰めたり積んだりという単純作業であることから、人手の確保が難しい。
詰め終わった番重は重いため、高く積み上げる作業は負担が大きい。
ご提案
段ばらし装置、番重詰めロボット、段積み装置の3つを使ってラインを自動化。
手作業は積みあがった番重をカートごと装置に出し入れするのみとなり、
作業負担が軽減される。
必要な作業者は4人から1人になり、3名の人員削減。
装置の動き
①空の番重が積まれたカートを段ばらし装置にセット。
②段ばらし装置が番重を1 枚ずつ切り出し、コンベヤで番重詰め工程へ搬送。
③袋詰め工程で1玉ずつ袋詰めされた麺がコンベヤで運ばれてくるのを、
パラレルリンクロボットが1個ずつピックし、少しずつ重ねて番重へ並べる。
④並べ終わった番重をコンベヤで段積み装置へ搬送。途中、既存のラベラー機で
バーコードシールを番重へ張り付け。
⑤段積み装置で満載の番重を、カート上に縦に積み上げる。
⑥規定数の番重がカート上に積まれたら、手作業でカートを排出。