- Before
- 作業者1 名が日中8時間手作業で、
40~50検体分の溶液を配合し、
中和滴定を行っている。
- After
- 1台のロボットが夜間稼働し、8時間で
40~50 検体分の溶液を作成する。
処理速度は人1人と同程度だが、
全自動なので夜間作業が可能。
ワークの種類 | ガラス製容器(5種) 内容物は空あるいは液体 |
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納入先 | 化学業界 |
工程・用途 | 中和滴定(搬送、分注、攪拌、中和判定) |
プロダクト | 三軸ロボットを使用した自動化装置 |
課題
夜間に自動で中和滴定工程を進め、朝一番から溶液を使った作業を開始できるようにしたい。
・作業者を中和滴定という繰り返し作業から解放
・夜間稼働による生産性向上
ご提案
3軸ロボットを使用した、中和滴定工程を全自動で行う装置。
夕方に翌日分のレシピを選び容器をセットしておくだけで、夜間に全自動で
中和滴定作業が進む。
作業速度は人と同程度だが、昼・夜の2回稼働させることで、生産性は2倍に増加する。
ロボットの動き
1日あたり40 ~ 50検体分の溶液の中和滴定作業を行う。
①空容器棚からガラス容器を取りだし、蓋を開ける。
②10種類の試薬から、2~3種類必要なものを組み合わせて分注。
③中和出来たら液体が変色するため、センサで変色を検知したら滴定完了。
※中和されると透明になるもの、桃色など色がつくもの、半透明になるものなど
様々な溶液があるため、複数のセンサで検知。
④蓋を占めて、完成品棚に搬送。